前回記事が追記でぐちゃぐちゃになったので、今日はおさらい。
DropboxというオンラインストレージのクライアントソフトはNautilusというファイルマネージャに依存しているが、Debian GNU/LinuxのlennyにLXDEというNautilusがインストールされていない環境でDropboxクライアントのインストールに成功した巻。
- 以下URLから汎用パッケージをダウンロード
http://www.getdropbox.com/download?plat=lnx.x86 - ダウンロードしたdropbox-lnx.x86-X.X.XXX.tar.gzファイル(当方がダウンロードしたのはdropbox-lnx.x86-0.6.510.tar.gz)を/home/hoge以下にディレクトリ付きで展開
- Desktop Entry Specificationに沿って以下の例のとおり/home/hoge/.config/autostart/Dropbox.desktopというテキストファイルを作成
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=Dropbox Daemon
Name[ja]=Dropboxのデーモン
Exec=/home/hoge/.dropbox-dist/dropboxd &
Terminal=false
StartupNotify=true
又は以下のとおり/home/hoge/.config/lxsession/LXDE/autostartというテキストファイルを作成(当方の環境ではこちらの方法を選択)@/home/hoge/.dropbox-dist/dropboxd &
- Nautilusがインストールされていない環境に限り、ターミナルエミュレータで以下のとおりシンボリックリンクを作成
$ sudo ln -s /usr/bin/pcmanfm /usr/bin/nautilus
- CPUがi686でない環境(VIA C3シリーズやAMD K6-IIIシリーズ以前といったx86系で、このステップをスキップするとdropboxdが"不正な使用です"とエラーを吐いて動作させられないCPU)に限り、/home/hoge/.dropbox-dist内のlibcrypto.so.0.9.8とlibssl.so.0.9.8を削除するかリネームした後、ターミナルエミュレータで以下のとおりシンボリックリンクを作成
$ ln -s /usr/lib/libcrypto.so.0.9.8 /home/hoge/.dropbox-dist/libcrypto.so.0.9.8
$ ln -s /usr/lib/libssl.so.0.9.8 /home/hoge/.dropbox-dist/libssl.so.0.9.8
- ログアウトしてログインすると、Dropboxクライアントが起動してくる筈
ただし、Dropboxクライアントは当方の環境、特にメモリが貧弱だとかなり痛いので、最近は手動でステップ3.のDropbox.desktopを起動させているが、起動させ忘れて同期させられなかった等のリスクが発生するのも事実。
なお、当方やその周りの人間がこの方法で動作させたという話で、当然ながら自己責任で...。